大切なこと
雲。
早くおそく、大きく小さく、白く淡く、高く低く、ひとときも同じ姿を保ってはいない。
崩れるが如く崩れざるが如く、一瞬一瞬その形を変えて、青い夏の空の中ほどを、さまざまに流れゆく。
これはまさに、人の心、人のさだめに似ていると言えよう。
人の心は日に日に変わっていく。
そして、人の境遇もまた、きのうときょうは同じではないのである。
明暗さまざまに降りなして、刻々に移りゆく人の世のさだめに、人は喜びもし、嘆きもするのである。
喜びもよし、
悲しみもまたよし。
人の世は雲の流れの如く刻々に移り変わる。
そう思い定めれば、あるいは人の心の乱れも、幾分かはおさまるかもしれない。
そして喜べども有頂天にならず、悲しめどもいたずらに絶望せず、こんな心境のもとに、人それぞれに、それぞれのつとめを、素直に謙虚にそして真剣に果たすならば、そこにまた、人生の妙味も味わえてくるのではなかろうか。
―『大切なこと』より。
誕生日だっけな
この本もらったの。
自分の生活に
ヒントをくれることばがたくさん
でもね
難しくて、
いまいち理解しきれない。
深いんだ
わたしはまだまだ
浅い人間
でもこのページで
気に入ったのは
喜びもよし、
悲しみもまたよし。
この一文

たいせつなひとへ。
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